クアース村墓地

グレイス
ダメですね　ジュリアンはいません
邪悪な気配も高まっていますし
もう本陣に戻ることにしましょう。
カーン
何の目的だ・・・共和国軍・・・
危険な場所にやってきたのは？
グレイス
クアース村に人がいたなんて・・・
ゴーストタウンではなかったのね。
カーン
ゴーストタウンではない　だが・・・
邪悪に支配された場所ではあるらしい。
グレイス
あなたは　いったい誰・・・？
カーン
私はカーン　エルベセムの密僧
世界を救うカギを探して旅する者だ。
ジュリアン
あんた　エルベセムの僧だったのか？
カーン
ふふ　やっと姿を現したな・・・
お主　いつまでも後を追ってくるから
いずれ　あいさつするつもりだった。
シンビオス
・・・・・・。
ジュリアン
心配させたようだな　シンビオス様
だが　やっと目的の場所に来たんだ
ジッとなど　していられなかったのさ。
あんた・・・ここにやってきたのは
クアースを支配する化け物・・・
ヒュードルを倒すのが目的なのかい？
グレイス
ヒュードルですって　そんな・・・
あれは伝説の闇の支配者で・・・
この世に実在する訳が・・・ないわ。
カーン
ジュリアンとやら　お主・・・
ずいぶん　その方面に詳しいようだな。
私は偶然　ここに立ち寄っただけだ
しかしお主は　ここが目的なのだな
ヒュードルと戦うつもりなのか？
グレイス
どうかしてるわよ　ジュリアン・・・
ヒュードルなんか本当にいる訳ないし
いても・・・戦って勝てる相手なの？
ジュリアン
父はエンリッチ国で無惨に殺された
ガルムという実在するヒュードルにだ
オレはそのガルムを探し旅をしてきた。
カーン
父の仇を討つために生きてきたのか
そして父のために死ぬつもりか？
だいたい　ここのヒュードルは・・・。
シンビオス
・・・・・・。
グレイス
突然に・・・恐ろしい妖気が・・・
これはもしかすると本当に・・・
みんなも呼び集めた方が良いでしょう。
ダンタレス
その必要はないよ　グレイス。
帰りが遅いからと　捜索に出てきたら
話し声が聞こえてきたものだからね。
ベネトレイム
呪われしクアース村のウワサの原因が
ヒュードルであったとは知らなかった
ジュリアンがそれを求めていたことも。
ジュリアン
あんたたちを利用したのは悪かったな
しかし今は　戦うことを考えようぜ
命があったら文句も聞いてやるよ。
カーン
違うぞ・・・これは操られし者たちだ。
ジュリアン
そうか・・・軍と戦うのを嫌って
しもべたちを　差し向けたんだな
くっ　卑怯だぞヒュードル・・・。
カーン
この者たちは操られし村の民・・・
倒してしまえば村は本当に死に絶える
この者たちはどうか私にまかせなさい。
戦闘終了
ダンタレス
村の中は　どうにか静かになりました
しかし・・・操っていたヒュードルを
まだ　倒したわけではありませんね。
カーン
ヤツは中から妖気を送り続けている
クアース村を甦らせるつもりがあるなら
危険を覚悟でこの中に入るしかない。
ジュリアン
カーン　あんたに言われるまでもない
オレはヤツを求めてここに来たんだぜ
例え１人でもヤツと戦ってやるさ。
それじゃ　ここでお別れだな
あんたらの幸運も祈ってるぜ。
シンビオス
・・・・・・。
ベネトレイム
シンビオスの言う通りだよ　２人とも
我々がヒュードルと戦わぬと言ったかね。
ヒュードルは地上を闇に変える支配者
人類全ての敵だ　例え歯が立たずとも
避けてはならぬ真の敵だと私は思う。
用意が整ったならば当然戦うべき相手だ
だから　早まるなと言っているのだよ。
カーン
どこの世にも人物はいるのですね・・・
あなたの志に・・・私は打たれました
しばらく軍に加えて頂きましょう。
ベネトレイム
この洋館での戦いは過酷なものになる
全員の体調などの準備が整ったなら
ヒュードルとの決戦にまいろうぞ。