若者
ここは バガボンドのキャンプです
バガボンドとは放浪生活という意味で
ジプシーのキャラバンだと思ってよ。
バガボンドとは放浪生活という意味で
ジプシーのキャラバンだと思ってよ。
女性
ジプシー生活は変化に富んでいるの
でも こうして旅の毎日が続くとね
・・・落ち着きたいと思う時もあるわ。
でも こうして旅の毎日が続くとね
・・・落ち着きたいと思う時もあるわ。
おばさん
あんた方の前にも 国境の橋を渡るため
帝国軍と争った共和国の軍隊があったわ
帝国軍と争った共和国の軍隊があったわ
大きな被害を出しながらも国境を越え
さらにバーランドを東に向かったの
ケガ人がテントに収容されているわよ。
さらにバーランドを東に向かったの
ケガ人がテントに収容されているわよ。
おばさん2
この東の山の先に立つ守護像は
黄金でできた像なんですのよ
黄金でできた像なんですのよ
普通 あんな場所に黄金の像があれば
盗賊に盗まれそうなものですけど
あれだけはずっと立ち続けています。
盗賊に盗まれそうなものですけど
あれだけはずっと立ち続けています。
はい
いいえ
しかし そんなワシでさえ・・・
足を踏み入れない地域があるんじゃ
万里の長城の向こう側のことじゃよ
足を踏み入れない地域があるんじゃ
万里の長城の向こう側のことじゃよ
怖ろしい怪物に未開の住民たち・・・
太古の蒸気都市の伝説とかもあって
確かに・・・魅力的なんじゃがのう。
太古の蒸気都市の伝説とかもあって
確かに・・・魅力的なんじゃがのう。
婆さん
あいや 共和国のお客さんたちとは
やっぱり 帝国軍の侵攻があっても
バーランドは共和国の土地じゃなあ
やっぱり 帝国軍の侵攻があっても
バーランドは共和国の土地じゃなあ
帝国内を旅するときは大変なんじゃ
検問を通る時にワイロを要求されたり
検閲だのなんのと 面倒臭いんじゃ。
検問を通る時にワイロを要求されたり
検閲だのなんのと 面倒臭いんじゃ。
男の子
わーい わーい 軍隊だ 軍隊だ
さっきの戦い 本当にすごかったね
ボク ホントにドキドキしちゃった。
さっきの戦い 本当にすごかったね
ボク ホントにドキドキしちゃった。
女の子
バガボンドを素通りした帝国軍は
きれいなお姉さんを先頭にして
お揃いの派手な軍服を着てたわ
きれいなお姉さんを先頭にして
お揃いの派手な軍服を着てたわ
あんな軍隊が本当に戦うなんて
なんだか おとぎ話みたいね。
なんだか おとぎ話みたいね。
教会の女性
守護像から真っ直ぐ南に下ると
まずバーランドの町があるんです
まずバーランドの町があるんです
さらに南の海から現れる聖地の道から
人々はエルベセムへ巡礼にまいります。
人々はエルベセムへ巡礼にまいります。
教会の婆さん
ここからバーランドの町を目指すには
きびしい山越えを覚悟しなければのう
きびしい山越えを覚悟しなければのう
だからと言って船で向かうのも・・・
バーランドの付近は潮が巻いていてな
小さな船では漕ぎ着けんじゃろうの。
バーランドの付近は潮が巻いていてな
小さな船では漕ぎ着けんじゃろうの。
教会の爺さん
バーランドは複雑な地形をしておってな
陸から攻めるには難しい場所なんじゃ
陸から攻めるには難しい場所なんじゃ
ところが帝国の将軍レリアンスは賢い
シーゲート号で海から直接進軍して
見事にバーランドを攻略しおった。
シーゲート号で海から直接進軍して
見事にバーランドを攻略しおった。
教会の若者
神父さんが おっしゃるには・・・
妖気が東の方角に集まってきていて
とても危険な状態なのだそうです
妖気が東の方角に集まってきていて
とても危険な状態なのだそうです
東といえば あの守護像です・・・
何でもあそこからエルベセムを見守り
北からの侵略を防いでいるそうです。
何でもあそこからエルベセムを見守り
北からの侵略を防いでいるそうです。
神父
この東に悪しき気が集まっています
神父は このような気を妖気と呼び
常に警戒をおこたらないものです
神父は このような気を妖気と呼び
常に警戒をおこたらないものです
山を越えた東には守護像が・・・
あの守護像は鬼門の守りの要なのです
妖気はそこに集まっているのでは・・・。
あの守護像は鬼門の守りの要なのです
妖気はそこに集まっているのでは・・・。
マニュピル
おや・・・あんたは確か・・・
そうか 洋館の研究室で会った方だ
ご主人を倒してくれた恩人でしたな。
そうか 洋館の研究室で会った方だ
ご主人を倒してくれた恩人でしたな。
いやあ 外の空気は気持ちが良い
こいつの調子も 快調そのもの!
こいつの調子も 快調そのもの!
さてと もうひとっ走りしてこよう
ちょっと ごめんなさいよ・・・。
ちょっと ごめんなさいよ・・・。
また どこかでお会いしましょう。
武器屋
こんな場所では武器屋は用なし・・・
そう思って商売はあきらめてたんだよ
そう思って商売はあきらめてたんだよ
そしたら 国境線で戦闘が始まったろ
いきなりお客が入れ食いだもんなあ!
いきなりお客が入れ食いだもんなあ!
道具屋
私たち この場所を出発すると・・・
アスピアを通ってマロリーを北に抜け
万里の長城を東にオブサーブへ参ります。
アスピアを通ってマロリーを北に抜け
万里の長城を東にオブサーブへ参ります。
商人2
戦争中の共和国軍の方お買い物なら
そうだ こんなものはいかがです?
そうだ こんなものはいかがです?
霊験あらたかな おみくじを使えば
今日のあなたの戦闘運がバッチリ!
・・・ハー やっぱりいりませんか。
今日のあなたの戦闘運がバッチリ!
・・・ハー やっぱりいりませんか。
はい
いいえ
はい
いいえ
買いたいが持ち物がいっぱい
買いたいがお金が足りない
テントの爺さん
あんたみたいに若い人にとっては
キャラバンのテントは珍しいだろう
キャラバンのテントは珍しいだろう
だが ここはまかないのテントだから
面白いことは 何ひとつありゃせんよ。
面白いことは 何ひとつありゃせんよ。
大テントの若者
国境線で共和国軍と帝国軍が戦闘し
共和国軍のけが人が収容されたんだ
共和国軍のけが人が収容されたんだ
この奥のテントで治療してるから
良かったら会っていったらどうだ?
良かったら会っていったらどうだ?
大テントの爺さん
サラバンドをグラビーが建国する前は
我々のようなキャラバンが各地を回り
その土地の特産品を流通していたのだ
我々のようなキャラバンが各地を回り
その土地の特産品を流通していたのだ
グラビーがアスピアからデストニアまで
汽車を通してしまったがために・・・
今ではキャラバンも残りわずかになった。
汽車を通してしまったがために・・・
今ではキャラバンも残りわずかになった。
大テントのおっさん1
えっ 今 手が離せないから・・・。
だから・・・荷物の場所は・・・
ここに並べたのが織物を入れた荷で
あれが 宝飾品の荷だった あれ?
ここに並べたのが織物を入れた荷で
あれが 宝飾品の荷だった あれ?
わかんなくなっちゃったから・・・
もう一度 最初からやり直しだ。
もう一度 最初からやり直しだ。
大テントのおっさん2
馬車からテントに荷を移す仕事もよ
売れない商品かと思うと涙が出らあ
売れない商品かと思うと涙が出らあ
売れない商品をこうやって運んでも
なんだか張り合いがなくていけないぜ。
なんだか張り合いがなくていけないぜ。
はい
いいえ
そうかしら・・・足手まといになれば
自軍の兵であろうと置き去りに・・・
これで情けある行動と言えますかしら?
自軍の兵であろうと置き去りに・・・
これで情けある行動と言えますかしら?
あなたも 軍人だからわからないでしょ
軍隊のそうした身勝手な考え方のために
人民がどれだけ苦しんでいるのかをね。
軍隊のそうした身勝手な考え方のために
人民がどれだけ苦しんでいるのかをね。
大テントの兵士1
・・・エキュアル・・・様
・・・置き去りに・・・しないで
・・・置き去りに・・・しないで
大テントの兵士2
・・・うう・・・く 苦しい
ジャスティス
あなたはフラガルド領のシンビオス様。
ベネトレイム国王陛下 それに・・・
同じくフラガルドのダンタレスも。
同じくフラガルドのダンタレスも。
ダンタレス
共和国軍に取り残された兵とは・・・
お主のことだったのか ジャスティス。
お主のことだったのか ジャスティス。
シンビオス
・・・・・・。
ダンタレス
彼は首都守護隊のエキュアル軍の者です
コムラード様が首都に度々訪れた頃には
ずいぶんと親しくしておりました。
コムラード様が首都に度々訪れた頃には
ずいぶんと親しくしておりました。
ジャスティス
はい お父様のコムラード様には
我が主君 エキュアル将軍共々
日頃 大変お世話になりました。
我が主君 エキュアル将軍共々
日頃 大変お世話になりました。
ベネトレイム
エキュアルがお前を置き去りに・・・
ケガをしたと言っても その程度だ
行軍に支障がでるとも思えぬが・・・。
ケガをしたと言っても その程度だ
行軍に支障がでるとも思えぬが・・・。
ジャスティス
私はエキュアル様との言い争いから
エキュアル様を怒らせてしまいました
そして・・・軍から去ることに・・・。
エキュアル様を怒らせてしまいました
そして・・・軍から去ることに・・・。
ダンタレス
お主ほどの忠臣が言い争いとは
わからぬな 詳しく話してくれ。
わからぬな 詳しく話してくれ。
ジャスティス
後生だダンタレス 聞かないでくれ
オレは今も エキュアル様を・・・。
オレは今も エキュアル様を・・・。
ダンタレス
ベネトレイム様にも話せぬのか?
ジャスティス
もう・・・何も話したくありません
オレのことは放っておいて下さい。
オレのことは放っておいて下さい。
悪いが・・・放っておいて下さい
お話しすることは何もありません。
お話しすることは何もありません。
ジャスティス
待って下さい シンビオス様!
ダンタレス
ジャスティス・・・お主・・・。
シンビオス
・・・・・・。
ジャスティス
エキュアル様は・・・私がいさめます
どうか・・・私を軍にお加え下さい。
どうか・・・私を軍にお加え下さい。
ダンタレス
どういうことだ それは?
ベネトレイム
何も言わなくて良い・・・ジャスティス
シンビオス軍は喜んでお前を迎えよう。
シンビオス軍は喜んでお前を迎えよう。
アスピアまで後わずかだ シンビオス
例え・・・やっかいな事が待っていても
戻ることはできぬ 進むしかないのだ。
例え・・・やっかいな事が待っていても
戻ることはできぬ 進むしかないのだ。
本陣
ベネトレイム(軍師)
バーランドも けして安心はできないな
帝国のスピリテッド軍だけではなく
ブルザム教の魔手も延びているのではな。
帝国のスピリテッド軍だけではなく
ブルザム教の魔手も延びているのではな。
ダンタレス
帝国軍が侵攻しているバーランドだが
共和国に入ったというだけでホッとする
・・・帝国内は危険ばかりでしたから。
共和国に入ったというだけでホッとする
・・・帝国内は危険ばかりでしたから。
マスキュリン
守護像にエルベセムのパワーが込められ
それが負なる力を弱めてたなんて
・・・知ってました? シンビオス様。
それが負なる力を弱めてたなんて
・・・知ってました? シンビオス様。
グレイス
こんな危険な状況になってるのに・・・
こうして旅を続けるバガボンドの人って
やっぱりバガ・・・なんでもありません。
こうして旅を続けるバガボンドの人って
やっぱりバガ・・・なんでもありません。
ヘイワード
私は放浪を続けていた時期があるので
こういうキャンプはすごく落ち着くな
ある意味で本来の生き方かも知れません。
こういうキャンプはすごく落ち着くな
ある意味で本来の生き方かも知れません。
オブライト
もうすぐアスピニアかと思うと・・・
なんだかうれしさがこみ上げて来ます
わはははっ ありゃ笑っちゃったぞ!
なんだかうれしさがこみ上げて来ます
わはははっ ありゃ笑っちゃったぞ!
アイリン
国境の橋渡った・・・ここ共和国ね
えっ厳密にいうと違う・・・何ね?
言葉むつかしネ意味良くわからないヨ。
えっ厳密にいうと違う・・・何ね?
言葉むつかしネ意味良くわからないヨ。
ジュリアン
とうとう国境を越えバーランドか?
アスピニアの本土にも何やら・・・
ヒュードル伝説があると聞くが・・・。
アスピニアの本土にも何やら・・・
ヒュードル伝説があると聞くが・・・。
シバルリィ
バリアント軍からシンビオス軍へ移り
共和国領土に戻ることになるなんて
軍人として・・・不思議な気持ちです。
共和国領土に戻ることになるなんて
軍人として・・・不思議な気持ちです。
エルダー
シンビオス様の支援に向かった時には
弟のゼロが私と一緒だったのに・・・
今 ゼロを残して戻って来たんですね。
弟のゼロが私と一緒だったのに・・・
今 ゼロを残して戻って来たんですね。
カーン
とうとう エルベセムへとつながる地
バーランドに戻ってきたにも関わらず
私の目的は・・・果たせぬままです。
バーランドに戻ってきたにも関わらず
私の目的は・・・果たせぬままです。
ヌーン
バーランドとアスピニアとの境界には
見事な滝があるということですね
一度見てみたいと思っていました。
見事な滝があるということですね
一度見てみたいと思っていました。
ジャスティス
私がエキュアル様と別れたのと同じで
シバルリィ殿はバリアント将軍と・・・
似た境遇の方が他にもいてうれしいな。
シバルリィ殿はバリアント将軍と・・・
似た境遇の方が他にもいてうれしいな。
大きな卵をニワトリに使う
シンビオスはニワトリにタマゴを与えた
ニワトリはタマゴを温めている
ニワトリ
コケッ?
どうも様子がおかしいらしい
ペン
クウィーーーン!!
ベネトレイム
休息は これで十分なのか?
はい
ベネトレイム
では 早速
スピリテッドを 追おう
スピリテッドを 追おう
いいえ
ベネトレイム
・・・では もう少し
この町に 居るとしよう
この町に 居るとしよう