ダンタレス
フラガルドからオブサーブへと進む間に
帝国軍がベアソイルから上陸したそうで
一刻の猶予もありません シンビオス様。
帝国軍がベアソイルから上陸したそうで
一刻の猶予もありません シンビオス様。
シンビオス
・・・・・・。
パルシス
はやる気持ちは私も同じだ シンビオス
しかしムラサメの言ったことが事実なら
ここに・・・敵のワナが待っているはず。
しかしムラサメの言ったことが事実なら
ここに・・・敵のワナが待っているはず。
ダンタレス
しかし ゆっくりしていたのでは
我がアスピニアが帝国軍の手に・・・。
我がアスピニアが帝国軍の手に・・・。
パルシス
わかっている・・・ダンタレス。
部隊を広げずに進むのだ シンビオス
防御力の高い者を盾に進めば
最小限の被害でマロリーに到着できる。
防御力の高い者を盾に進めば
最小限の被害でマロリーに到着できる。
パルシス
うぬ そこに現れたワームは・・・
共和国の南東部にしか生息しない
ポイズンワームではないか・・・?
共和国の南東部にしか生息しない
ポイズンワームではないか・・・?
ダンタレス
ポイズンワームですって・・・
それがどうしてこんな場所に?
それがどうしてこんな場所に?
シンビオス
・・・・・・。
パルシス
うむ ブルザム教のワナとはこれだな?
ダンタレス
ポイズンワームは毒を持っているので
十分に気をつけましょう シンビオス様。
十分に気をつけましょう シンビオス様。
パルシス
ポイズンワームは単独行動しない・・・
巨大で凶暴な女王ワームもいるはずだ
十分注意しながら前進を続けよう・・・。
巨大で凶暴な女王ワームもいるはずだ
十分注意しながら前進を続けよう・・・。
パルシス
あれこそポイズンワームの母胎・・・
ワームを生み落とす 女王ワームだ
しかし それにしてはおかしい・・・。
ワームを生み落とす 女王ワームだ
しかし それにしてはおかしい・・・。
シンビオス
・・・・・・。
パルシス
あの女王ワームはあまりに巨大過ぎる
そうか・・・ブルザムの仕業に違いない。
そうか・・・ブルザムの仕業に違いない。
シンビオス
・・・・・・。
パルシス
魔力でさらに巨大化した女王ワームは
きっと想像を絶した攻撃力を持つはず
集中攻撃をもって撃破だ シンビオス。
きっと想像を絶した攻撃力を持つはず
集中攻撃をもって撃破だ シンビオス。
戦闘終了
ダンタレス
ブルザム教が・・・あんなワナを・・・
何も知らないで通過しようとしたら
危なかったですよ シンビオス様。
何も知らないで通過しようとしたら
危なかったですよ シンビオス様。
パルシス
ついに ここまでやって来た・・・
マロリーは もう目と鼻の先だ。
マロリーは もう目と鼻の先だ。
ダンタレス
何か不安でも パルシス様・・・。
パルシス
マロリーに先乗りした
ムラサメのことだよ・・・。
ムラサメのことだよ・・・。
ダンタレス
そういえば マロリーに向かって
・・・ついに戻りませんでしたね。
・・・ついに戻りませんでしたね。
パルシス
マロリーで何かある・・・
そう考えて良さそうだ・・・。
そう考えて良さそうだ・・・。
シンビオス
・・・・・・。
パルシス
わからぬ・・・わからぬが・・・
マロリーに行かぬ訳にもいかぬ。
マロリーに行かぬ訳にもいかぬ。
何が起ころうと後には戻れぬのだ
行こうシンビオス マロリーへ!
行こうシンビオス マロリーへ!
パルシスの元に向かった父の仇フィアールを追い
オブサーブへと進軍したシンビオス達が見たのは
天をつくようにそびえる古代の塔の壮観であった
強敵フィアールを倒しパルシスを救った一行は
軍師となった彼から父たちの真実の姿を知らされ
シンビオスの引き継ぐべき使命を胸に刻むのだった
共和国の秩序を回復し帝国の脅威を退けるために
一刻も早く 姉マーガレットの嫁ぐ地マロリーへ
その一方帝国は共和国本土へと侵攻するのだった。
第五章 オブサーブ遺跡の塔 完
第五章 オブサーブ遺跡の塔 完