マロリー城内

以下をランダムで話す。
城内の兵士全て
この先に行かれたいのですか・・・
勝手知ったるマロリー城でしょうが
今はこの先の控えの間でお待ち下さい。
城内の兵士全て
マーガレット様でございますか・・・
ただいま・・・お着替え中とのことで
早々 控えの間に参られましょう。
城内の兵士全て
領主トラスティン様はご多忙中ゆえ
どうか 控えの間でお待ち下さい。
城内の兵士全て
昨日 壁を伝って曲者が侵入しまして
城内の警備がきびしくなっていること
重ねて深くおわび申し上げます・・・。
城内の兵士全て
冗談はおやめ下さい シンビオス様
何度もお越しのマロリー城の控えの間が
こちらでないことはご存じですよね?
ウィルマー
こちらが控えの間です・・・
トラスティン様がお越しになるまで
どうか ごゆっくりお待ち下さい。
ダンタレス
城内の様子が変だと思っていたら
ごていねいにカギをかけていった
これはワナですね シンビオス様。
シンビオス
・・・・・・。
ムラサメ
その通りです シンビオス様・・・
それを調べるために先乗りしたのに
なぜ・・・待って頂けなかったのです?
ダンタレス
生きていたのか ムラサメ!
ムラサメ
勝手に殺さんでくれよ ダンタレス。
シンビオス
・・・・・・。
ムラサメ
マロリー城は思った以上に最悪ですね
トラスティン様は半ば監禁状態な上に
ご子息までがブラーフの手に・・・。
ダンタレス
フラッター将軍の息子のブラーフか?
アグリード様がブラーフの手にとは
まさか・・・誘拐されたということか?
パルシス
どうやら・・・そのようだな・・・。
ムラサメ
それからトラスティン様の要請で
会見後 アスピアに飛んだのです
帝国軍とブラーフの動静を探りに。
パルシス
ブラーフはやはり黒だったか・・・
共和国将軍の血を受け継ぐ者という
その1点に期待したのだが・・・。
彼が帝国軍に通じていたのでは・・・
アスピアは攻め落とされるしかない
・・・母の血は濃かったようだな。
ムラサメ
パルシス様 ブラーフの母親のことは
まだ お話しにならなかったのですか?
フラッター将軍は若き日に恋をした
相手は幼さを残す若き巫女で・・・
それは熱烈な恋だったということだ。
巫女はフラッターの子を生むと・・・
いずこかへと姿を消したということだ
それからフラッターは独身を通してきた。
ダンタレス
私が知る限りフラッター将軍の奥様は
確か 病死だと聞いていますが・・・。
パルシス
それは知られてはならぬ恋だったのだ
まさかフラッター将軍が結ばれたのが
邪教の巫女だとは口が裂けても言えぬ。
シンビオス
・・・・・・。
ムラサメ
ブラーフを生んで消えた巫女は・・・
ブルザム教のバサンダという女司祭だ。
ダンタレス
何だって あのバサンダだと!
ムラサメ
ダンタレス お主・・・
知ってるのか・・・?
シンビオス
・・・・・・。
ムラサメ
そうか あの怖ろしいバサンダと・・・
すでにそんな関わりを持っていたのか?
よく・・・今まで無事でいられたものだ。
私は ブルザム神殿のふもとにある
バサンダの生まれ故郷グリーフで
その情報を得た直後に捕まったのだ。
ダンタレス
そういうウラがあったのか
城であった時のブラーフ・・・
意味深なことを言っていた訳だ。
ムラサメ
さて 長話をしている場合じゃない
今 この部屋に監禁されたのだって
ブラーフの差し金なのですから。
パルシス
扉を閉められてしまったということは
マロリー城の中庭に敵が待っていると
・・・そう考えるべきか ムラサメ?
どのくらい 持ちこたえていれば・・・
シンビオス軍の者たちを呼んで来られる?
ダンタレス
仲間を呼んでくると言っても
マロリー城は全て敵のはずでは?
ムラサメ
なるべく・・・早く・・・。
パルシス
よし 最善をつくしてくれ。
ムラサメ
ご免・・・。
シンビオス
・・・・・・。
パルシス
ウィルマーは我々を閉じこめた後
主力を内庭に集めてくるはずだ。
城内に残された兵は 役立たずか
ウィルマーが信頼できない兵だな。
信頼できない兵とは つまり・・・
トラスティン様の腹心の者だろう?
ダンタレス
なるほど・・・だから・・・
我々が持ちこたえている間に
その者たちに手引きをさせると?
パルシス
さあ 我々の策が理解できたら
ウィルマーの軍と対面しよう
よいな・・・シンビオス。