サラバンドの町(西区)2

爺さん
メディオン王子様・・・でしたじゃろ
みなさん 出陣されて行きましたがの
あなたは戦争には参加されるんかの?
はい
爺さん
おや だが出陣されるにしては・・・
軍の姿が見当たらんようですがのう
そうか 外で待っている訳じゃな?
いいえ
爺さん
そうじゃろうのう 軍を率いなければ
この大がかりな戦争の行われる中には
とうてい出て行ける訳がないじゃろ。
婆さん
その沖に停泊していた帝国の戦艦が
岸に向かって移動して行ったんじゃ
あんな大きな蒸気船が併走する姿は
まったくもって見事なもんじゃった。
若者
帝国の将軍たちが出陣していったのは
砲撃の騒ぎが収まった直後だったな
みんな自信に満ちた態度だったのが
ホント すっごい頼もしかったんだ。
女性
帝国軍が出陣していったのって・・・
共和国軍と戦闘するためですってね
両国軍のずいぶん大がかりな戦闘が
平野部で行われたって話よ・・・。
男の子
帝国軍はイヤなヤツが多かったな
ヒマつぶしにイタズラするからと
家からも出してもらえなかったんだ
あいつらがみんな出発したおかげで
やっと表に出してもらえたんだよ。
おばさん
帝国軍は偉ぶった人が多かったから
会議が長引いてまいってたんだよ
出発してくれて本当にホッとしたね。
おっさん
家の窓から のぞいとったんだがね
先程の帝国軍と共和国軍の小競り合いは
どう見ても帝国軍の方が悪かったよ
帝国軍の寄宿舎のある東区に来ただけで
乱暴な態度でケンカを仕掛けてきたなら
私だってそのケンカは買うだろうよ。
ハチマキおっさん
この辺の被害は・・・と・・・
うーん けっこう壊れてるなあ
被害の見積もりっていっても・・・
どこもかなり破損しているからなあ
費用も人手も・・・かなりかかるぞ。
女の子
お家から出してもらえなかったから
お花にも水があげられなかったの
だから お花にあやまりながら
こうして水をあげているところよ。
兵士1
サラバンドで起きた事件だというのに
犯人である共和国軍には逃げられ
帝国軍がその後を追っていったのだ。
兵士2
桟橋の守備が破られてしまうとは
まったくだらしのない守備兵たちだ
だからサラバンドの落ちこぼれ兵に
この国の守備を任せておけないのだ。
帝国兵1
帝国の第3王子のご出陣ですか・・・
軍の兵もそろっていないっていうのに
・・・死にに行くようなものですな?
帝国兵2
アロガント王子とマジェスティ王子は
お母様の家柄がにじみ出ているせいか
・・・まぶしいほどの出陣姿でしたな。
帝国兵3
フィデリティ様をお守りするために
我々はこうして残っているのであって
メディオン軍に入るためではないのだ。
帝国兵4
共和国のスパイたちがやって来た時
そいつらの肩を持ったそうですな?
はい
帝国兵4
普段から反感を持たれているのに
さらにそんなことをしたのならば
誰もメディオン軍には入りませんぞ。
いいえ
帝国兵4
ふふ ウソを言ってもダメですな
何人もからの証言を得ましたからね
当事者たちは本当に怒ってましてね
第3王子を倒すと言ってましたから
まあ味方にも背中を見せぬことですよ。
民家1のおばさん
ドミネート皇帝が出発してくれないと
亭主は仕事に身が入らないみたいなの
あんた息子でしょ 出発させちゃってよ。
民家1のおっさん
さっき 帝国軍のほとんどが出陣した
しかしドミネート皇帝の出掛ける姿は
どこにも発見できなかったんですよ
あの人の大好きな戦争だというのに
出陣しない訳は絶対ないはずですよ
砲撃でキズでも負ったんでしょうか?
民家1の女の子
パパもママも気にしてる皇帝って
本当に恐ろしい人なんでしょうね
見ただけじゃわからないけど・・・。
民家2の若者
帝国軍がいなくなった代償が・・・
砲撃騒ぎだなんて・・・あんまりです
共同住宅は無償で補修してもらえるけど
個人住宅の方は実費なんですよね・・・
資金はどうやって作れば良いのだろう?
民家2の女性
あんなにひどい砲撃騒ぎにも関わらず
家族にケガ人がなくて幸いでしたわ
家はお金で直るんだからいいんです。
民家2の男の子
ああ 戦争騒ぎが起きた時迷惑するのは
ボクん家みたいな一般庶民なんだって
さっき・・・パパがこぼしてたんだよ
帝国の王子ならこんな親のグチなんて
きっと聞いたことなんてないでしょ?
民家3の爺さん
サラバンドの北のダスティの村は
とてもおっかない村なんじゃよ
シラフという男が顔役でな・・・
荒くれ者たちが根城にしとるんじゃ。
民家3の婆さん
帝国の一部の将軍とシラフ親分は
通じているらしいってウワサじゃ
シラフは盗賊の親分なのは有名じゃが
帝国の将軍はそれを知らないのかのう。
民家4の女性
ああ 砲撃で家が見すぼらしくなって
・・・このままに放置しておいたら
ご近所に何を言われるかわからない
もう・・・見積もりなんていいから
早く家の修理にかかって欲しいわ!
民家4の婆さん
誰だい 砲撃で家が損傷したばかりで
すぐに修理の見積もりを頼んだのは?
そうだ・・・きっと家のヨメだ・・・
あの娘は見栄えばかり気にするヨメで
飾ることばかりに金を使いたがるのさ。
民家5の女性
サラバンドの中央区の酒場なんですけど
変わった人が下働きをしているらしいわ
洗濯する騎士なんて相当に変な人よね。
民家5の爺さん
その昔 騎士や戦士といった軍人は
ワシらのあこがれの的じゃったよ
しかし 時代が変わったんじゃろうか
近頃の軍人はそれを誇りに思わぬらしい
・・・嘆かわしい時代になったものじゃ。
まかない夫婦の家の女性
この屋敷で修行した僧侶の卵たちは
若くて将来のある若者たちでしたよ
もっと修行さえしていればね・・・。
まかない夫婦の家の若者
だんな様は まだみじゅくな僧侶でも
どんどん 軍に送り込んでます・・・
彼らが戦場で役立つとは思えませんね。
大司祭の大邸宅の僧侶1
私は僧侶見習いで修行中の身ですから
まだ満足に風の魔法も操れませんけど
修行にはげみ 早く実戦に出たいのです。
大司祭の大邸宅の僧侶2
私は元々神父を目指していたのですが
バーランドの町で司祭にスカウトされて
戦闘に同行する僧侶の修行を始めました
毎日 教会でお祈りをする神父よりも
面白そうだと思ったのが始まりですが
やってみると結構大変ですよ これは。
大司祭の大邸宅の女性
家の亭主が神父から僧侶になった時は
将来が心配で仕方がなかったんですよ
やがて戦いで修練を積んで司祭になって
グラビー様に認めて頂いたのが幸運です
こんなお屋敷に住めるだけで夢みたい。
大司祭の大邸宅の男の子1
お兄ちゃんと僧侶ごっこしたいけど
ママがそんなあぶないことダメだって
・・・僧侶って危険な仕事なのかなあ。
大司祭の大邸宅の男の子2
お兄ちゃん もし僧侶になりたいんなら
ボクからパパに言って上げてもいいよ
パパは僧侶になりたい人を探してるんだ。
大司祭
私はグラビー総督の直属の大司祭だが
私に直接 神父の仕事を願うのかね?
はい
大司祭
はっは 私は戦闘に同行する僧侶を
グラビー殿に供給するのが仕事なのだ
一般の神父の仕事を頼みたいのならば
悪いが教会の神父に頼むがよかろう?
いいえ
大司祭
すると戦闘用の僧侶を譲り受けるため
私の所へやってきたのであったか?
残念だが帝国軍のメディオン王子に
同行させる程僧侶は余っていないのだ
諦めてもらうしかない お帰りいただこう。
近衛兵舎の兵士1
我がサラバンドは砲撃を受けたのだが
共和国軍が帝国領に逃げたのであれば
もはや我々近衛隊のかんかつ外である
この先の共和国軍の報復行動について
帝国軍の迅速な対応に期待する 以上。
近衛兵舎の兵士2
まったく・・・考えられない事件だ
こともあろうに総督府で犯行するとは
・・・我々の油断をついた凶悪犯罪だ。
近衛兵舎の兵士3
やっと防衛長官の召集から解放された
・・・長官のヤツめ 青い顔してたよ
自分の首が飛ぶのが怖いんだろうな?
近衛兵舎の兵士4
総督府内であんな事件が起きたのは
近衛隊の緊張感がゆるんでいたため
・・・全員で深く反省するべきです!
近衛兵舎の兵士5
我々近衛隊員は総督府の防衛活動と
グラビー総督と要人の守備とが使命だ
それ以外の場所での作戦行動は・・・
守備隊員があたることになっている!
近衛兵舎の兵士6
総督府のドミネート皇帝誘拐事件では
我々近衛隊も責任を問われるだろうな
共和国軍のために・・・ついてないぜ。
本陣
グランタック(軍師)
生き残った皇帝守備兵の死は・・・
まるで暗殺でもされたかのようじゃ
なぜ・・・そして何のためか・・・。
キャンベル
メディオン様の軍を取り上げた上に
とぼしい戦力で陸を行けとは・・・
死ねと言うのに等しいあつかいです
フィデリティ様の言う通りに・・・
レリアンス将軍さえいてくれていたら
こんなことにはならなかったでしょう。
シンテシス、ウリュド加入後。
シンテシス
クリュエル将軍と神官らしき男・・・
本当におかしな会話をしてたんですよ
ベネトレイムとか・・・総督とか・・・
ウーン 何の話だったのかなあ?
ウリュド
2人の兄王子様たちに比べて・・・
メディオン様のヒドイあつかわれ方
・・・目にあまるものがあります
それを正すためには この事件・・・
チャンスと言えるかも知れませんね?