スタンプ村

グランタック
スタンプの樹海にある村のことは
今までに聞いたことがありません
出発前にこの村を調べましょうぞ。
おっさん
森エルフの生活を知らない人々は
あまりに小さな村だと言って・・・
スタンプ村に来ておどろくものです
しかし我々の住まいは木の上でしてな
地上の建物では生活をしないのですよ。
子供1
森エルフの少女はいたずら好きだと
よく都会の童話で書かれているでしょ
でも 決して そんなことなくってよ
ウソだと思うなら大木に聞いてみて?
王子様と出会い結ばれることを夢見る
ステキな恋にあこがれる乙女なのよ。
子供2
ふふ 樹上で生活する森エルフのことは
みなさんのような都会生活者の方々には
ほとんど知られていないのでしょうね
お仲間の女性は だから我々の姿を見て
きっと おどろかれたんだと思いますわ。
子供3
さっきの帝国軍の女の子は面白かったな
まるで我々のことを幽霊でも見るように
あわてて 本陣に入っていったんだよ。
子供4
あんた わたしのことを・・・
子供だと思ったんじゃないのか?
はい
子供4
私は森ドワーフで立派な大人なんじゃ
小さな人はみんな子供だと思うのは
そりゃ 大きな人の偏見というヤツだ。
いいえ
子供4
ウソはいかん
目を見れば わかるぞ!
おばさん
森に迷い込み 村を訪れる人のある時
普通なら 我々は迎えに参りますのよ
でも夕べは危険な妖気がただよったため
歓迎に出ることができなかったのです。
武器屋
スタンプ村は建物が少ないから
旅人に見過ごされがちなんだよ
村の者も簡単に武器は変えないから
武器屋の商売じゃもうからないなあ。
道具屋
森エルフの道具屋だからといって
極端に変なものは売りはしません
安心して買い物して行って下さい。
教会のおっさん
我々 森エルフはとても長生きだから
老人の姿を見かけなかっただろう?
そのかわり突然寿命に達した時には
あっさり永眠してしまうって訳さ。
教会の女性
我々は 突然の死がやってくるまで
若々しく生きることができるのです
生きている限り不自由を感じないのは
すばらしいことだって思いませんか?
教会の子供1
森や木は ボクたちの命だから
絶対に荒らさせたりしないんだ
だから この辺の木は本当に上等だけど
木こりたちは西の森で木を切ってるんだ。
教会の子供2
意外に思うかも知れないけれど
私たちは大陸一 信心深いんです
ヒマがある限り教会に足を運ぶわ。
神父
森エルフの村であるスタンプは
昼間は地上もにぎやかなものだ
夜ともなるとエルフは樹の上に上がり
地上は私1人が寂しく残されるのだよ
今はその寂しさにも慣れてしまったがね。
樹の上の子供1
スタンプ村に村長なんていないんだ
そのかわり奥の木に住むダビデが
村の運営のリーダーシップをとってるよ。
樹の上の子供2
森エルフ1の美しい歌声を持つのは
ヘドバというきれいな女森エルフで
村の奥の木の頂上でいつも歌ってるよ
ヘドバは森エルフの男たちのあこがれさ
だけどリーダーのダビデの恋人なんだ。
樹の上の子供3
奥の木の最上階から始まる樹海の回廊は
山脈を越え樹海の南の端まで続いてるわ
いつも霧に煙ったロマンチックな道よ。
樹の上の女性1
ダビデは優秀なレンジャーなの
彼が森をくまなく監視しているんじゃ
だれもスタンプの樹海を荒らせないわ。
樹の上の女性2
森エルフはエルベセムと密接な関係なの
実際にリーダーのダビデなんかは・・・
エルベセムの大寺院にも通っていたのよ。
樹の上の女性3
バーランドが帝国に占領されたでしょ
その司令官がレリアンス将軍だったのは
バーランドの住人には幸いしたと思うわ
レリアンス将軍はとても民衆思いの方で
兵士に侵略をつつしむことを命じたから
バーランドは今 平和を保っているのよ。
樹の上のおっさん
バーランドの北の滝の見える丘には
エルベセムの守護像が建っているんだ
守護像はエルベセムの正の力を増幅し
負の力を弱める働きをしてくれるのさ。
樹上酒場のおっさん
バーランドは今年の天候不順のために
食料が不足しているってことだよね
我々には豊富な樹海の果実があって
食べることに困ったりしないのさ。
樹上酒場の女性
食料不足や思想のため争うなんて
本当に悲しいことだと思いますわ
我々にはとても信じられません。
樹上酒場の店員1
夕べの妖気を発する存在の魔力のため
森エルフの結界が壊されてしまったの
それで あなたたちもこの村を見つけ
こうして いられるっていう訳なのよ。
樹上酒場の店員2
私たちから樹海の外の住人と会っても
この村に招いたことなんてなかったわ
私たち 森エルフって本当は・・・
とても保守的で臆病な種族だから
積極的に交流を持たないのだと思う。
樹上酒場のマスター
樹海の住人以外のお客さんなんて
この酒場が始まって以来のことだ
森の外の面白い話を聞かせておくれよ。
赤い小人
人を捜して旅する少年が村に来たのさ
彼はダビデと熱心に話をして
また どこかへ旅立って行ったんだ。
青い小人
ドワーフ仕事は宝石の鉱脈を見つけ
掘り出して加工することなんだよ
でも鉱脈探し簡単にはいかないし
加工の技術も修練が必要なのさ。
オレンジの小人
ハイホー ハイホー ラララ
ここは陽気な森ホビットの家だよ
7人いる中の一人がいないけど・・・
さっき 表に出てったはずだから
きっと探せば見つかるはずだよ!
黄色の小人
この樹海は我々 森種族が守るから
野生の動物が生き生きと暮らしてる
帝国も共和国も樹海の中にまでは
支配の手を広げられないからだな。
緑の小人
夕べは妖気のせいで大人しかったけど
普通は夜になると酒場で大騒ぎなのさ
毎日がパーティみたいなもんだよ。
水色の小人
ヘックション ふう またクシャミだ
私のあだ名がクシャミにされたのも
私のハナがほこりに敏感だからだよ
だけど森ドワーフは掃除が苦手で
部屋はいつもほこりだらけだから
私のクシャミも収まりゃしないよ。