サラバンド総督府3

サロン
シュミット
グラビー総督がドミネート様を誘拐し
グラビー邸に監禁していたなんて・・・
私は知らなかったのです メディオン様。
補佐官
メディオン様が総督府に侵攻したのが
ドミネート皇帝の救出の目的だなんて
・・・まったく知りませんでしたよ
でもメディオン様が他の王子と比べ
勇気と行動力に抜きん出た方だとは
ずっと前から気づいていましたよ!
外交官
グラビー様がドミネート皇帝を・・・
どうしてそんなことをしたのでしょう
私はグラビー様がわからなくなった。
おっさん
サラバンドと帝国は友好的な関係と
今日まで信じていた私だったのです
ああ サラバンドが犯罪の国だなんて。
おばさん1
主人はグラビー総督と友好関係にあって
ドミネート皇帝の誘拐を気づかなかった
これは確かに・・・死刑に値しますわ
でも私は神に誓って落ち度はありません
罰するのは どうか主人だけに・・・!
おばさん2
グラビー様が見放したこの国は終わり
・・・私たちの上流階級の暮らしも
これでサヨナラ・・・なんだわ。
2階
兵士1
サラバンド国の主要人物がいなくても
しばらく国は運営できるでしょう
しかしこの都市の蒸気機関のカギは
グラビー様が持っているのですよ
これではサラバンドが移動できない。
兵士2
グラビー様が我々を見捨てて・・・
シーゲイト号で逃げていかれるとは
・・・サラバンドもこれで終わりです。
総督府出口
オネスティ
皇帝から手紙をお預かりしたので
私はこれからデストニアに向かいます。
それにしてもこの手紙のこと・・・
何だか・・・とても気になるのです。
ドミネート皇帝はこの手紙を渡す時
くれぐれもマジェスティ様以外・・・
決して見せるなと念を押されるのです。
あれだけ帝国への忠誠を確認した私に
まださらに念を押さねばならぬ手紙とは
・・・手紙を渡す時の皇帝の恐ろしさも。
私はレリアンス様に最後のお別れと共に
ご相談してみようと思いますが・・・。
それでは私はこれでまいりますが・・・
王子もくれぐれも気をつけて下さい。
グラビー邸内
フィデリティ
ドミネート皇帝は手紙を書かれた後
休息をとっていらっしゃいます。