エピローグ

ダビデ
グラビーを倒して 油断したんだ・・・
その時グラビーに虚をつかれて・・・
巨大砲の発射を許すヘマをしてしまった。
王子を危険な目に会わせたのは・・・
オレのミス・・・どうか許してくれ。
グランタック
もう 過ぎた話じゃよ ダビデ
みんな無事だったことだし王子も
気にしてはおらん そうですな?
はい
グランタック
TODO - TEXT MISSING
いいえ
シンテシス
許さない・・・なんて言われても
顔がほころんでますわよ・・・王子
全員無事なだけで満足なんですよね。
ダビデ
そう言ってくれるのはありがたいが
ヤシャさえ邪魔しなければ・・・
巨大砲も撃たせずにすんだのだ!
グランタック
ヤシャと言ったのか・・・ダビデ?
ウリュド
そういえば戦車から仲間を救う時
ついにグラビーの死体がなかったな
・・・いったいどこへ消えたかなあ?
ダビデ
それに話題のヤシャもだよ・・・
まさか 何の被害もなかったとは
ちょっと考えられないが・・・。
グランタック
ヤシャは戦車に乗っていたと・・・
するとティラニィ殿と現れたヤシャは
どうやって城壁の向こうまで・・・?
ダビデ
何を言っているんだ グランタック
ヤシャがティラニィと現れたなんて
テレポートでもしたっていうのか?
シンテシス
ストリッヂのウワサを知ってる・・・
人質のアグリードを殺そうとしたのが
ヤシャだって言ってたわよね・・・?
ウリュド
確かにそんなウワサがあったけど・・・
ヤシャはドミネート様の身辺にいながら
同時にアスピアにも・・・そんなバカな。
ヤシャ
火山の穴を通過し終えた時じゃったが
ヤシャがアロガント王子の報告をしに
・・・まるで見てきたかのようじゃった。
ドミネート
軍の者は救い出したようだな・・・
全員が見つかり何よりだ メディオン。
フィデリティ
皇帝はよろこんでおいでなのです 王子
帝国軍より親密であったシンビオス軍を
敵として向かい討ち 退けたことをです。
ダビデ
王子がシンビオス軍と戦いたいと・・・
バカな 敵として戦う羽目になったのは
あんた方のためじゃないのかい・・・?
フィデリティ
お主はどなたを相手にしているのかを
わかっておられないようですな・・・
口は災いの元・・・と申しますぞ?
グランタック
どんな過程を経ようと我が軍が・・・
シンビオス軍を退けたのに変わりはない
今さら何を言おうと友好は戻りはせぬよ。
キャンベル
とりあえず・・・終わったのだ・・・
帰ろう・・・我がデストニアへ・・・。
ドミネート
帰る・・・デストニアへ・・・?
それは困るぞ・・・メディオン・・・
お前にはまだ やることがあるはずだ。
ウリュド
メディオン様がやり残したこと・・・
グラビーは倒したし・・・何だろう?
シンテシス
私たちが一番恐れていたこと・・・
アスピニアの首都アスピアの占領?
ドミネート
お前はもはやシンビオス軍を倒し・・・
立派に帝国武将としての義務を果たした
この上 最後の義務も果たさねばならぬ。
キャンベル
話が違いますぞ・・・ドミネート様
我々の進軍はアロガント様の仇・・・
グラビーを討つことだったはずだ!
ドミネート
仇だと キャンベル よく考えてみよ
アロガントを本当に討ったのは誰だ
その相手はまだ 倒れてはおらぬ!
グランタック
あいや 待たれよ・・・ドミネート様
アロガント様は侵略者として倒れた訳で
共和国の罪ではないと言われたのでは?
フィデリティ
それは違うぞ・・・グランタック
皇帝はまずグラビーを倒せと・・・
共和国を許すとは言われていない!
ダビデ
やはり ダマしたのだな・・・皇帝
実は・・・グラビーと戦わせたのも
巨大砲を使わせるためだったのだろう!
ドミネート
ふふ・・・難攻不落と言われた城壁も
古代戦車の巨大砲の前には無力だった
こうしてアスピアへの道が開けたのだ。
ウリュド
そんな・・・アスピア城壁を壊すため
我々は危険な戦いをしてたのか・・・。
シンテシス
ひどいわ・・・あんまりよ・・・
でもメディオン様は侵略戦争には
絶対に手を貸したりしません・・・。
はい
シンテシス
TODO - TEXT MISSING
いいえ
ダビデ
そうなのか ドミネート皇帝・・・
あんたが落ち着き払っているその訳は
我々を従わす切り札があるからなのか?

ドミネート
私はメディオンを強制したりしない
しかし マジェスティはどうかな?
アロガントとマジェスティの2人は
決して仲が良かったとは言えないが
同じ母から生まれた息子たちだ・・・。
フィデリティ
マジェスティ様もお悲しみでしょう
・・・仇討ちを期していると存じます。
キャンベル
マジェスティ殿が進軍しているのか
我々の背後を監視していたのだな?
ドミネート
ふふ まもなく到着するだろう・・・
メリンダを・・・同行させてな?
グランタック
何ということを メリンダ様を・・・
メディオン様のご生母様を人質にして
メディオン軍を制御するつもりとは?
フィデリティ
人質とは人聞きが悪いぞ グランタック
メディオン様の勇姿を見せたいと・・・
皇帝はメリンダ様をお呼びになったのだ。
キャンベル
あれか・・・オネスティに預けた手紙に
その指示がしたためてあったのか・・・。
ドミネート
あれは保険のようなものであった・・・
あの時のメディオンの言動など見ていて
マジェスティへの手紙を思いついたのだ。
フィデリティ
メディオン軍が帝国の意志さえ尊重し
帝国への忠誠をつくして頂ければ・・・
ご生母メリンダ様に何の害もありません。
ドミネート
私はお前の意志に任せるぞ メディオン
しかし・・・マジェスティはどうかな
アロガントを倒された兄として・・・。
フィデリティ
元々 帝国の土地だったアスピニアを
取り返すことこそ帝国の悲願・・・
それを王子が実現すれば良いのです。
ウリュド
メディオン様とシンビオス殿が・・・
友好を交わすことになったら・・・
マジェスティ様は許さぬってことだ。
シンテシス
メディオン様を裏切り者として・・・
場合によってはメリンダ様の命を?
フィデリティ
そういう場合もあり得る・・・が
そうはならない・・・はず・・・
メディオン様は帝国を裏切らぬ。
ダビデ
どうするのだ メディオン王子・・・
アスピア・・・進軍するつもりか?
はい
ダビデ
TODO - TEXT MISSING
いいえ
ダビデ
TODO - TEXT MISSING
ドミネート
さて 私はアスピア城に向かおうぞ
その気があるならついてまいれ!
フィデリティ
マジェスティ様は皇帝思いの王子です
もし共和国軍に倒されたりすれば・・・
倍するお怒りを受けるやもしれませぬぞ。
ウリュド
どうすればいいんだろう・・・?
シンテシス
どうするって・・・王子のご生母様よ
見殺しになんて できる訳ないでしょ!
グランタック
王子は皇帝に従って行くしかないのう
ならばメディオン軍も王子と共にある
征服せざるを得ぬな アスピアを・・・。
キャンベル
メディオン軍は色々な状況で・・・
兵となった者がいるから強制はできぬ
だが・・・なるべく協力して欲しいな。
ダビデ
それは・・・オレに言っているのなら
・・・王子を見捨てられると思うか?
キャンベル
それじゃあ ダビデ お前も・・・。
ダビデ
当たり前だ・・・共和国には悪いが
王子の母上を助けるにはアスピアを
占領しなければならないのだろ?
グランタック
メディオン様 参りましょう・・・
どんなに共和国にののしられようと
ご生母メリンダ様のため戦うのです。
はい
メディオン軍、アスピアへ向かう。
いいえ
ウリュド
何を言うのです メディオン様・・・
メリンダ様を犠牲にしてはダメです!
シンテシス
そうよ 相手はマジェスティ様・・・
きっとメリンダ様を許しはしないわ!
ダビデ
オレたちは一心同体・・・そうだろ
あんたの悲しみはおれたちの悲しみさ。
キャンベル
我々が共和国の者に将来に渡り・・・
憎まれるとしても良いではないですか
その恨み 甘んじて受けましょうぞ!
グランタック
みんなの気持ちは この通りです
さあ 共和国と戦いましょうぞ!


キャンベル
町は・・・ひどいものだ・・・。
グランタック
想像以上に・・・荒らされている。
爺さん
ひどいじゃと・・・ふん・・・
そのヒドイ町にしたのは誰じゃ?
あんたら帝国軍がやったんじゃぞ。
婆さん
あたしらの家・・・生活を・・・
返しておくれよ・・・戻しとくれ。
キャンベル
王子・・・皇帝は先です・・・
急いで 追いつきましょう?
帰ってよ・・・帝国軍・・!
若者
よせよ・・・やめた方がいい
非情な帝国軍に殺される・・・。
女性
いいのよ・・・何もかもが灰・・・
これじゃあ 死んだ方がましだわ!
若者
命さえあれば やり直せるさ・・・
アスピアのみんなで立て直そうよ。
男の子
ぐすん 父ちゃんを返せ・・・。
まあ 坊や・・・なんてことを!
母親
どうか お許しください・・・
私はどうなってもかまいません
子供の命だけはお助けを・・・。
グランタック
王子は お優しい方じゃ・・・
そんなことでは怒らぬよ・・・。
メディオン王子・・・。
メディオン
・・・・・・。
グランタック
これが戦争というものです・・・
この光景を目に焼き付けられませ
民衆の悲しみを受け止めるのです。
フィデリティ
やはり 来ていただけましたな 王子。
ドミネート
この先こそ 共和国軍と
最後の戦いの場となろうぞ。
お前が先に行け メディオン
シンビオスとの決戦だ!
グランタック
これが かのアスピア城・・・。
待て 待てい!
兵士1
ぐぬう バーランド軍を破りし・・・
アスピア占領を狙うメディオン軍だな
それ以上は一歩たりとも先に行かせぬ!
兵士2
我ら2人だけと思うなよ・・・後より
我が国の勇将シンビオス殿とその軍が
お前たちを倒しにやってくるであろう。
メディオン
・・・・・・。
キャンベル
来たか・・・ダンタレス・・・。
シンビオス
まさか 次の侵略帝国軍が・・・
あなただなんて信じられませんよ
どうしてです メディオン王子?
メディオン
・・・・・・。
ダンタレス
運命だと・・・笑わせるな・・・
アスピアを侵略しておいて・・・
そんなことで済まされると思うな!
ドミネート
ふふ ふわははははっ!
ついに 20年来の願いがかなって
コムラードに盗まれていた我が領土に
このドミネート ふたたび戻ってきた。
トラスティン
ドミネート皇帝だって・・・?
ばかな・・確か皇帝は・・・
誘拐されていたはずでは・・・。
ベネトレイム
我々を絶体絶命に追いつめた誘拐事件に
実は裏があったと考えるべきでしたか
そうなのですね・・・ドミネート皇帝?
ドミネート
ふふ ご苦労 ベネトレイム・・・
アスピアの明け渡しのため出迎えか?
シンビオス
こういうことだったか メディオン王子
狂言の誘拐騒ぎで敵と味方をあざむき
皇帝と呼応しアスピアに攻め入ったか?
グランタック
シンビオス殿 それは違いますぞ
これはあくまでも不可抗力なのです。
フィデリティ
うぬ・・・お前は確か・・・
サラバンドで会った覚えがあるぞ
そうだ・・・シンビオスだな?
ドミネート
シンビオス・・・コムラードの息子か
アロガントを倒したのもお前か・・・
色々と礼をせねばならぬヤツよな。
ダンタレス
シンビオス様に触れさせはしない!
キャンベル
ダンタレス・・・やるというのか
私ならいつでも準備はできているぞ
かつての決着をつける時が来たのだな!
メディオン
・・・・・・。
シンビオス
どういうことです メディオン王子
今は戦いの時ではないって・・・
戦わないと言うのならいったい?
フィデリティ
裏切るつもりですか メディオン様
アロガント王子の仇を討つ約束ですぞ
もしも それが果たされないなら・・・。
キャンベル
やらせて下さい メディオン様・・・
例え侵略者の汚名を着せられようと
あの方の命 助けられるのなら・・・。
シンビオス
あの方の命ですって それじゃ・・・
王子は誰かの命を守るため 仕方なく
・・・そうなのですね メディオン殿?
メディオン
・・・・・・。
ドミネート
ふ ふはははははっ!
ベネトレイム
すべて・・・あなたの企みですね・・・
相変わらず怖い方だ ドミネート皇帝。
フィデリティ
知謀に長けたお前でもこの場面では
どうにもならぬか ベネトレイム?
ドミネート
メディオンも頼もしくなった・・・
コムラードの息子を血祭りに上げよ
そして私にアスピニアをもたらすのだ!
キャンベル
抜け・・・ダンタレス・・・。
フィンデング
気をつけて下さい シンビオス様・・・
シンビオス第2部隊を倒したヤツらです。
トラスティン
私も・・・戦うぞ シンビオス・・・。
ベネトレイム
やめるんだ トラスティン・・・。
トラスティン
なぜだ ベネトレイム なぜ止める
私は・・・まだ戦えるぞ・・・!
ベネトレイム
お前は現役を離れて久しい・・・
私はその4人にも戦って欲しくないが
とりあえず お前は下がるんだ・・・。
ドミネート
やれ メディオン 帝国の悲願のため
コムラードの息子を倒すのだ!
ベネトレイム
・・・アスピニアを力で制したところで
民衆は・・・やがてまた立ち上がります
それでも帝国に併合するのですか 皇帝。
ドミネート
アスピニアは二度と立ち上がらぬ・・・
立ち上がる気力もないようにしてみせる
生きられるだけ幸せと思うような領地に。
ダンタレス
ドミネート皇帝の考えを聞いても・・・
皇帝のためにアスピアを奪うつもりか
お前はそんな男なのか キャンベル?
キャンベル
言うな・・・ダンタレス・・・
お前に王子や私の気持ちはわからぬ
今は目をつむり 耳を閉じ 戦うのみ。
シンビオス
王子・・・あなたは違うと思いました
いや 今もまだ・・・思っていますよ
あなたは民衆を 自由を愛せる方だと。
今なら まだ間に合うのですよ 王子
どうか剣を・・・ひいて下さい・・・。
ドミネート
どうした やれ やるんだ メディオン
それともお前・・・メリンダを・・・。
オネスティ
ダメです・・・戦ってはダメ!
グランタック
おお お前はオネスティ・・・!
フィデリティ
オネスティ・・・どうしてここに?
ドミネート
おお お前はレリアンスの部下の・・・
マジェスティに手紙を頼んだはずだな?
オネスティ
マジェスティ様にはお届けしました
ただし・・・その手紙は・・・。
フィデリティ
ただし・・・何なのだ・・・?
オネスティ
はい ただし・・・。
フィデリティ
ヤシャではないか お前・・・
マジェスティ様の迎えはどうした!
ヤシャ
・・・・・・。
ドミネート
ヤシャ・・・呼ばれぬのに現れるとは
お前らしくもない・・・何かあったか。
ヤシャ
マジェスティ様が・・・うぐ
ジュリアン・・・ぐふう!
フィデリティ
ヤシャ マジェスティ様が・・・
ジュリアンとは・・・誰なのだ!

兵士
船長 向こうに灯りが・・・!
船長
何・・・灯りだと・・・。
ドンホート
灯りだと・・・?
あの灯りは・・・陸か・・・?
みんな・・・灯りだ・・・
陸が見えてきたぞ・・・!
グラシア
あれが・・・デストニア・・・。
ブレスビィ
デストニアです・・・グラシア様。
ジュリアン
ヒュードルの古代兵器と・・・
あそこで戦うことになるのか?
ドンホート
そう デストニアの首都・・・
欲と陰謀のうずまく場所・・・
まったく・・・イヤなところだ。
ブレスビィ
ドンホート お主がどんなに嫌おうと
我が帝国の中枢なのですぞ・・・。
ドンホート
・・・わかっている ブレスビィ。
アクーユ
お帰りなさい メディオン・・・
まず 記録をしてちょうだい。
ただし この記録は次の冒険用だから
そこをよく考えてから記録してね。
イシャハカット
ふう メディオンとシンビオスとで
危うく 殺し合うところじゃったぞ
ワシが時間を止めていなければのう。
アクーユ
イシャハカット様がですか・・・
2人の死闘を防いだのは・・・
ジュリアンではありませんの?
イシャハカット
ふ・・むむ ジュリアンか・・・
じゃが 2人の戦いの中止は
一時的なもので・・・予断は許されん。
アクーユ
どうやら世界の運命は・・・
ジュリアンの行動しだいですね?
イシャハカット
やはり もう一度 時を逆昇り・・・
ジュリアンとなってもらわねばならん。
アクーユ
ええっ また・・・ですか・・・
あれって 準備が大変なんですよ
でも・・・仕方ないわね・・・?
イシャハカット
準備がなんじゃ アクーユ・・・
再度 時を逆昇る立場と比べれば
ずいぶんと楽なはずじゃぞ・・・。
アクーユ
ごめんなさいね メディオン・・・
いっけね もうジュリアンかな?
あなたには・・・あと一回だけ・・・
協力してもらわなくてはならないの。
時を逆昇る準備ができる頃・・・
また必ず あなたの力を貸してね!