ストリッヂ駅施設・領事館

駅施設の執事

ドミネート皇帝がこの町を訪れて
階段を２階に上がって行かれました

皇帝が当店の食事を気に入ったら
大陸中の評判になることでしょう。

駅施設の爺さん

バアさんや・・・このシチュー・・・
においが・・・たまらんのう・・・

ワシらの金はいくらぐらい・・・
残っておったか　調べてくれんか？

駅施設の婆さん

おジイさんたら・・・何度聞かれても
汽車のチケットを買ってしまったから
シチューを食べるお金はありませんよ。

駅施設のおばさん１

あらメディオン様　お久し・・・
ギュルルル・・・ま　いやですわ

今　お腹の虫が鳴いたのは・・・
王子様・・・ですわよね　ほほ。

駅施設のおっさん１

皇帝がストリッヂに来るなんて
どういう風の吹き回しでしょう？

待てよ・・・皇帝は確か・・・
誘拐されてたんじゃないですか！

駅施設のおっさん２

アロガント軍が敗れたというので
ドミネート皇帝のお出ましですか？

皇帝は優秀な指揮官にして剣士です
鬼神のような戦いぶりをなさり
共和国を占領するのでしょうね。

駅施設のお手伝い

お客様から受けたオーダーは
みんなビーフシチューでした
ほかの料理もおいしいのにな。

駅施設のコック１

さあて　そろそろビーフシチューが
できあがるところですよ・・・

私のビーフシチューは自慢の料理で
食べたらホッペタが落っこちますよ！

駅施設のコック２

ウワサでは共和国側に住む子供は
シェフがビーフシチューを作る時
ハナをヒクヒクさせてるらしい

シチューのにおいをかいで・・・
味を想像してるんだろうなあ？

駅施設のおっさん３

あの忍者・・・本当に一人かい・・・
あっちにも・・・こっちにもいたから
てっきり大勢いるのかと思ったよ！

駅施設のおっさん４

アスピニアの貯蔵庫がここにあるのは
国の備蓄状況が知られないためだとさ
だからサラバンドが管理してるんだよ。

駅施設のおっさん５

アロガント軍が負けてなければ・・・
あのでかいのを操れるように整備して
アスピアに配備してただろうな・・・。

駅施設のおっさん６

オレたちは掘ったよ・・・掘り抜いた
そしたらあんなものが出てきたんだ

でかくて・・・車輪がついてて・・・
おまけに砲台までがついてやがってさ
あれが動いたら　そりゃ大変だよな！

駅施設の駅員１

食料を保管する時はすずしい場所に
おいておく方が保ちがいいですよね

この地下の遺跡に石作りの部屋があり
そこを食料の保管場所にしてたのです。

駅施設の駅員２

ムニャムニャ・・・今日はいいなあ
いつもは汽車の騒音が起きるたびに
いやな夢は見るし目はさめるし・・・。

駅施設の駅員３

クー・・・クー・・・ん・・・。

いつもは昼間に寝ていたって・・・
荷揚げやら・・・汽笛やら・・・
騒音が絶えやしないのだが・・・

何の音もしないってのも・・・
調子が狂って・・・寝苦しいな。

駅施設の駅員４

まったく　どいつもこいつも・・・
汽車の発車はいつだって聞いてくるが
いつ発車するのかオレが聞きたいよ！

駅施設の駅員５

帝国行きの乗車券をお求めならば
現在帝国行きの汽車は不通です

当窓口の乗車券の発売は・・・
汽車の運行のめどが立ちしだい
再開させて頂く予定でございます。

駅施設の駅員６

我々だって困ってしまってるんです
汽車の運行を中止させたグラビー様が
どこかに消えてしまったために・・・。

駅施設の女性

戦争の最前線のこんな場所にいたら
死んでしまうかも知れません・・・
ストリッヂ駅を引き払っちゃいましょ。

駅施設の駅長

グラビー様の命令は絶対です・・・
総督が戻り運行再開を指示するまで
汽車は絶対に発車させませんぞ！

駅施設のおっさん７

妻と子供を汽車の発車を待つ間
遊びに出したのですけど・・・
うーむ　まるで帰ってこないぞ。

駅施設のおっさん８

バーランドに行こうと汽車に乗り・・・
切り替えポイントで戦争に巻き込まれた
・・・あれがケチのつき始めでしたよ

まず途中で盗賊の襲撃に合いましてね
バーランドでは魔物のため下車できず
アスピニアまで運ばれて来たんですよ。

駅施設のおばさん２

バーランドを帝国が取り戻したから
エルベセムに行こうなんて言われて
その気になったのが間違いでしたわ

バーランドに行く予定だったのに
戦争中のアスピアに来るなんて！

駅施設の女の子

向こうの人たちとお話ししてたら
ママとパパにひどく怒られたの
あの人たちに近づいちゃダメって。

駅施設の女の子

私たち　バーランドに降りられず
この駅についてもどこにも行けないの
アーン　なんかして遊びたいわ・・・。

亡命民（青年

共和国のシンビオス様のおかげで
亡命を望んだ我々５名は全員無事に
この共和国に来ることができました

しかし渡航許可証を持っていないため
サラバンド支配地区から出られない
これでは亡命の苦労が報われません。

亡命民（青年

シンビオス軍の援護がありながら
共和国に亡命者全員を連れて来られず
私は・・・リーダーとして失格ですよ。

亡命民（爺さん）

共和国の亡命が失敗に終わった場合
我々が罪に問われるのではないかと
王子にご心配頂いて恐縮ですなあ

しかし　汽車の旅が快適だっただけで
何も思い残すことはありません・・・。

亡命民（爺さん）

妻よ・・・共和国に来たよ・・・
お前にもこのストリッヂの町を
一目見せてやりたかった・・・。

亡命民（婆さん）

あんなに怖い思いをして　やっと
全員無事にストリッヂに来たのに
共和国への亡命ができないのです。

亡命民（婆さん）

せっかく共和国までやってきたけど
亭主が憲兵隊に倒されてしまっては
喜び合うこともできません・・・。

亡命民（子供）

ママをおいて行くなんて　ヤダよ
憲兵隊なんてボクがやっつけてやる！

亡命民（子供）

ボクにはね・・・見えるんだ・・・
ママは・・・そこに座ってるんだ
ボクを見て優しくほほえんでるよ。

亡命民（母親）

次の汽車で憲兵隊がやってきたら
あなただけでも逃げてちょうだい！

亡命民（母親）

ごめんね坊や　ママを許して・・・
あなたの将来のための亡命だったのに
あなたの現在さえ奪ってしまったのね。

２階のお手伝い１

いらっしゃいませ　お泊まりなら
チェックイン・カウンターにて
宿泊の手続きをお願いいたします。

２階のお手伝い２

当ホテルは選りすぐりのお客様のみ
宿泊いただいておりますから・・・
お部屋の方なら空いてございます。

２階のおっさん１

部屋がいっぱいだあ？・・・ウソつけ
客はこれしかいないじゃないか！
オレたちを泊めろ　泊めてくれ！

２階のおっさん２

オレはさ・・・金は持ってる・・・
なのに泊めてくれないって言うんだ

ストリッヂの貯蔵庫建設の金を使い
最高のサービスってヤツを体験して
土産話にしたいのに　ダメなのか！

２階の執事１

あの人たち　ホテルは満室と言ったら
断ってることだってわからないのかな？

５つ星のホテルは金を出せば泊まれる
・・・そんなに甘くないってことを
教えてあげないとダメでしょうか？

２階の執事２

当ホテルはサラバンド直営でして
５つ星を頂く一流中の一流ホテル

王子のような血筋の方が満足される
最高のサービスを提供いたします。

２階の若者１

いやあ　最高の部屋に最高のフロと
５つ星のホテルはやっぱり違います
うん　ここに泊まって満足ですな！

２階の若者２

私はこういうホテル初めてで・・・
だけど・・・初めてって言えなくて
メイドさんにも声がかけられない

しかしフロのお湯が出ないのは
どう見ても故障だと思うんです
でも違ったら笑われそうだし・・・。

２階の執事３

ドミネート皇帝なら奥の間にて
メディオン王子のお見えをお待ちです。

２階のお手伝い３

あらん・・・帝国の王子様にしては
礼儀正しくていらっしゃるのね
その夢見心地な目がステキだわ。

２階のお手伝い４

メディオン様は生まれのせいかしら
威圧的な態度をとらない方ですのね

お兄様のアロガント王子は・・・
ハンサムでしたが我々に対して
そんなに優しく接しなかったわ。

２階のおっさん３

あれが帝国のドミネート皇帝・・・
目の前を通っていく姿を見ただけで
すぐに皇帝だとピンときましたよ

あれが本物の風格というヤツですよ
みんな息をのんで見てましたなあ。

２階のおっさん４

ここから出て行けと言われたって
ハイそうですかと出ていけますか
汽車を発車してもらうんですから！

２階のおっさん５

サラバンド領事館の代表外交官として
はっきり申し上げさせて頂きますぞ

我が国海上都市サラバンドが占領され
帝国の支配下におかれようとも・・・
鉄道の権利はサラバンド国のものです。

２階のおっさん６

サラバンド国が帝国に占領され・・・
グラビー様が逃走した今となっては
汽車や駅の所有権も帝国にあります

つきましては・・・この私ですが
帝国の領事館で使って頂けません？

２階のおっさん７

戦争が始まると我々文官の立場は
非情に弱いことをあらためて感じます
知力が武力を制すのはいつの日かなあ。

ドミネート

遅かったな・・・メディオン・・・
まあ良い　こちらに参るがよい。

フィデリティ

皇帝は行方をくらましたグラビーと
アロガント様を倒したシンビオス軍と
両方の動静を　探らせておいででした。

ドミネート

グラビーの作戦はわかった・・・
それを利用すれば良いのだ　メディオン
それによって　アスピアの城壁は・・・。

グランタック

お待ち下さい　皇帝・・・。

フィデリティ

皇帝がお話中だぞ　グランタック・・・
皇帝のお話をさえぎるとは　お主・・・。

ドミネート

口をはさむな　フィデリティ・・・
言いたいことがあるのであろうが
話してみるが良い　グランタック。

グランタック

おそれながら　ドミネート様・・・
メディオン軍は寄せ集めの者たちで
軍をなしているのはご存じかと？

我がメディオン軍が帝国の者だけで
構成していますればいざ知らず・・・
果ては共和国兵まで参加してございます。

フィデリティ

何を言うつもりだ　グランタック
話のしだいでは　お主の首・・・。

ドミネート

私は良いといっておる　フィデリティ
・・・先を続けよ　グランタック！

グランタック

皇帝がメディオン軍に求める戦いが
いずれにあるかをうかがいたいのです。

フィデリティ

グランタック　お主はもしや・・・
アスピア占領を目的の進軍ならば
兵を出さぬと言うつもりでは・・・？

ドミネート

こういうことか　グランタック・・・
戦うための正当な大義なくしては
メディオン軍は出せぬ　違うか？

グランタック

おおせの通りです　ドミネート様。

ドミネート

これはお前の考えでもあると・・・
そう考えて良いのだな　メディオン？

キャンベル

メディオン様は無益な戦いを嫌って
こう申しているのです　皇帝・・・
何とぞ　誤解なきよう願います！

キャンベル

王子は皇帝を信じていらっしゃいます
この質問はあくまで軍をまとめるため
おたずねさせて頂いているものです。

ドミネート

私がこれから頼もうと思っていたのは
アスピア攻撃ではないぞ　メディオン。

アロガントの仇は誰だ　メディオン？

シンビオス・・・確かに倒したのはな
しかしあれからよく考えてみると・・・
倒すべき相手が別にいることに気づいた。

グラビーだ　グラビーこそ仇なのだ
アロガントをそそのかし　私を裏切らせ
最後にはアロガントを見殺しにした男だ。

確かに私は２つの目的持ってここに来た
仇討ちとアスピアの征服とだ・・・だが
・・・今は父親としてグラビーが憎い。

お前とてグラビーは憎かろう・・・
例え母親は違えど　アロガントは兄だ
その仇討ちは断れまい　メディオン？

フィデリティ

それでこそ　皇帝の血を引かれるお方
よくぞ　ウンと言ってくれましたな
お主も文句ないな　グランタック？

グランタック

あのグラビーを倒せとの仰せなら
このグランタックに何の異存があろう。

フィデリティ

大義名分があるのです　メディオン様
血族の仇討ちはデストニア人の宿命だ
あなたに選択の余地はないのですよ。

グランタック

心配にはおよばぬぞ　フィデリティ
今はとまどいを隠せぬメディオン様だが
今や帝国の誰よりも頼りになるお方だ！

ドミネート

ふふ・・・決まったな　メディオン
それではグラビーの情報をやろう
ヤシャ・・・ヤシャはいずこだ！

ヤシャ・・・これに・・・。

ヤシャ

ヤシャ　お召しにより・・・
まかり越してございます・・・。

ドミネート

グラビーの所在　教えてやれ。

ヤシャ

グラビー総督は皇帝の来訪を知って
いち早くたくみに姿をくらましながら
起死回生の策のため準備中にございます。

ストリッヂの物資貯蔵庫の地下遺跡で
今にもアスピアへの侵攻を開始せんと
着々と進軍の準備が進んでいるもよう。

ドミネート

どうだ・・・メディオン・・・
捨ておけばお前の友のシンビオスは
手負いのままグラビー軍と戦闘だぞ。

ヤシャ

・・・入り口は我が軍が押さえましたが
なるべくお急ぎ頂く方がよろしいかと。

キャンベル

グラビーか　ヤツのことですから・・・
アスピア攻略の秘策があるやも知れません。

グランタック

ヤツを逃し野放しにでもしたら・・・
将来の災厄の種ともなりかねませんな
グラビーを倒すのです　メディオン様。

ドミネート

お前ならグラビー総督討伐の命・・・
必ず　引き受けてくれると思っていた
アロガントの仇を頼むぞ　メディオン。

フィデリティ

グラビー総督はブルザム教と内通し
大陸の邪教支配もいとわぬ危険な男
・・・何としても倒して下さい。

ヤシャ

私がどこにでも出没するからといって
色々と憶測が広がっていると聞きます
私も人間ですから不可能はあります

貯蔵庫へは南側からお入り下さい
なに・・・兵士には伝えてあります
声をかければわかるでしょう・・・。

レリアンス

王子・・・あなたの純粋を利用して
ドミネート皇帝は・・・皇帝は・・・
・・・今は戦いに勝てとしか言えない。