スワンプランド城内

兵士1
我々が警備するスワンプランド城は
いつもと何も変わらないかに見えるが
今は・・・ドミネート皇帝の城なのだ。
兵士2
城の全員が力を合わせて立ち上がれば
皇帝を追い出せるとわかっているんだ
しかし軍に号令できる者は みな倒れ
団結することを知らぬ者が残ったため
城は皇帝入城と同時に陥落したんだ。
兵士3
おかわいそうな領主夫人のイリア様は
・・・泣きはらしておいでだったけど
刑の執行は延期されたのでしょ・・・
皇帝は破った権力者とその血縁者を
決してお許しにならないと聞くけど
やっぱり 王子の言葉は偉大でしたな。
兵士4
ドミネート皇帝の恐ろしさについては
年寄り連中から良く聞かされたものさ
その人に占領されたスワンプランドは
・・・どんな運命が待つのだろう?
兵士5
刑は延期されたとはいっても・・・
いずれ執行するに違いないのです
ロマテラお嬢様とイアソン坊っちゃん
・・・サイオス様の子供というだけで
短い一生を終えることになるのですね。
兵士6
私は皇帝から残留の使命を受けて・・・
スワンプランド軍の指揮系統を再編し
共和国に奪還されぬように守るのです。
女性1
あの見るからに恐ろしいドミネート様
・・・身の回りのお世話をする時に
失敗してしまったらどうしましょ?
サイオス様の血族であるというだけで
イリア様やお子様たちのように・・・
極刑を言い渡す非情な方ですからね。
女性2
城内の誰も話していないでしょうが
サイオス様は内密にブルザムと協力し
湿地帯で作戦を遂行していたようです
その時の合同軍がまだ湿地帯に・・・
こんな貴重な情報をもたらした私だけは
どうか処刑されぬようにお守り下さい。
馬車置き場の兵士1
領主を失ったヘッドランド城も・・・
我々と同じように軍がまとまらぬはず
・・・きっと統率もままならぬだろう。
馬車置き場の兵士2
くそう 皇帝が入城したあの時・・・
我がスワンプランド兵に勇気があれば
皇帝を亡き者にもできたろうに・・・。
馬車置き場の兵士3
奥方様たちを連れて来られれば・・・
ここからスワンプランドを脱出できる
奥方様たちを哀れに思うメディオン様
今はあなただけが頼りなんです・・・
力を貸してくれると信じていますよ!
2階
執事
イリア様からうかがった通り・・・
非情な皇帝と違いメディオン王子は
血も涙もあるお方だったようですな
あの意志強固なドミネート皇帝を止め
極刑を先送りしていただいたことが
どんなにありがたいことか・・・。
兵士1
将軍でもあるサイオス様の死は致命的だ
もはやスワンプランド軍の統率者もなく
・・・帝国軍に抵抗のしようもないのさ。
兵士2
この部屋にはサイオス殿の血族・・・
イリア様とお子様たちがいるのです
処刑までの外出や接見は禁止ですが
王子がお会いになるのなら・・・
内緒で・・・お通し致しましょう。
イリア様もお子様たちも・・・
心細い気持ちでいっぱいでしょう
どうか なぐさめてあげて下さい。
イリア
夫は皇帝争いでのドミネート殿が許せず
反乱軍討伐軍として独立戦争への遠征時
共和国軍に加わり勝利に貢献したのです
しかしこの地方の生活は質素なもので
帝国での華やかさを恋しがりもしました
・・・子供たちにも見せて上げたかった。
イアソン
おじちゃんが死刑を中止してくれて
ボクたちの命が助かったんだってね
でも・・・感謝なんかしない・・・
あの人・・・おじちゃんのパパだろ
あんたたち・・・パパの仇なんだ!
ロマテラ
くすん パパ様が出陣される時・・・
戦いが終わったら帝国に行こうって
・・・そんなの・・・もういらない
くすん パパ様が帰ってきたら・・・
そしてママ様に笑顔を返してくれたら
・・・私・・・まだ死にたくない。
馬車置き場
兵士
メディオン様 それは城の外への扉です
スワンプランド城を出られるのですね?
はい
兵士
TODO - TEXT MISSING
いいえ
グランタック
メディオン様 それではもう少し
スワンプランド城内を 見て回りますかの。